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卒業生答辞
東電学園高等部(電気科):藤井 竜馬 さん


 躍動の春の足音が、もうそこまで聞こえています。それは、私たちの新しい門出を祝うようです。
 科学技術学園高等学校に入学してから、3年の月日が経ちました。人間形成の上で最も重要なこの時期を、2つの学校で学び、生活したことは私たちのこれからの人生において大きな意味を持つものと思います。
 私は科学技術学園高等学校とともに、東電学園に在籍していました。東電学園は、私たち卒業と同時に、53年間というその長い歴史に終止符を打ちます。 最後の卒業生である私たちがしたこと。その全ての頭には「最後の」という文字が書かれ、私たちは常に、プレッシャーを感じながら様々な行事を作っていきました。 その結果、これまではなかなか実現しなかった他校との交流として、日野学園の生徒と共同でスポーツ大会を催したり、部活動単位ではトヨタ学園や航空自衛隊教育隊の生徒とも知り合うことが出来ました。普段、まったく別の生活をしている連携校の仲間とのふれあいは、互いが良い刺激となり、連携校の繋がりを感じる良い時間となりました。
又、昨年11月に東電学園で行われた閉校を記念した行事では、たくさんの苦労がありましたがご来校されたお客さまに温かい声をいただけ、大変良い思い出となりました。私たちはこの1年間、「最後の」ということを繰り返すことで、我慢することや自ら創意工夫をこらして努力することを学びました。努力というのは自らの足で前へ前へと進むことだと思います。
 これは、科学技術学園高等学校の学習でも同じです。実習などでどんなに疲れているときでも、自分の力でレポート学習を進めなければなりませんでした。しかし、それらをやり遂げた今、自らが主体となって物事に取り組むことの尊さを知ることが出来ました。
 私たちはこれからそれぞれの進路に進んでいく訳ですが、そこには数々の苦労が待っていると思います。それらの苦労に直面したときは、この3年間で学んだことを思い出し、「自分から」という姿勢で問題に取り組み、乗り越えていこうと思います。
 サミエル・ウルマンはこう言いました。『青春とは、信念と希望にあふれ、勇気に満ちて、日々新たな活動を続ける限り、青春はその人のものである。』私たちが自らの意志で力強く進んでいくとき、青春は常に私たちのものです。青春こそ未来を開く力だと思います。
 私たちは、この3年間で学び取ったこと、そしてそれらを支える青春を大切にしながら、自分たちの選んだ道を力強く進んでいきたいと思います。
 最後になりますが、これまで私たちをご指導下さった先生方には、深く感謝いたします。これからも私たちの良きアドバイザとしてご指導をお願いし、卒業生の言葉とさせていただきます。

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