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女子アマチュアゴルフ界の期待の新星

 「女子アマチュアゴルフ界の期待の新星!」「彗星の如く現れた、大型新人!」 そんなキャッチフレーズが、藤田幸希(サイキ)にはよく似合う。まだ、16歳だ。幼さの残る表情は競技になると変貌する。優勝という獲物を食欲に狙う狙撃手の目に変わる。 その凜々とした双眸が、彼女を栃木県内の女子アマチュアとジュニア界の新女王にさせた原動力である。 今年は県内の主だった大会のすべてに優勝した。グランドスラムの達成である。 去る9月16日に開催された、同年代の全国各地の女王が集結した「ポロジャパンクラシック」では、2位に13打差をつけて圧勝し全国の頂点に立った。 そんな彼女であるが、意外なことにゴルフ暦は浅い。けっしてゴルフの英才教育を小さい時から受けていたわけではない。中学2年の後半からクラブを握った。まだゴルフ暦は3年ほどである。まさに、彗星のように現れたといってよい。 今後も「オールジャパンジュニアクラシック」「サンスポ全日本女子アマ選手権」が控えている。 しかし、彼女の視線の行きつく先はその向こうである。彼女の視線は明らかに世界を見つめている。今年の大活躍によって、11月に米フロリダ州で行われる世界各国のジュニア界の頂点に立った選手が集まる「ポロゴルフジュニアクラシック」に、日本代表選手として出場する。彼女の標準は世界だ。 彼女はゴルフというスポーツを通じて「耐えることを学んだ」と言う。これからも、優勝を決める「意地のバーディー」をねじ込んでくれるだろう。 高校卒業後、彼女はプロを目指す。しかし、その目標は夢ではなくなった。射程距離である。夢はあくまでも【世界での挑戦】なのである。 彼女は強固な目的と夢をもって、世界に向かって走りつづける。

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